車を乗り換えるタイミングとは?車の寿命も車検専門店が徹底解説します。

車を乗り換えるタイミングは、人それぞれ異なります。

しかし、乗り換えする際に最適なタイミングを逃してしまうと、返って不利な条件で新しい車を購入する可能性が高くなります。

また、「車を乗り換えしようと考えているけど、いつ車を変えれば良いのか分からない」という方も少なくありません。

そこで、この記事では「車を乗り換えるタイミング」や「車の寿命」について、車検専門店が徹底解説している記事です。

この記事を読んで頂ければ、車を乗り換えるタイミングや車の寿命についての知識を深めることができます。

それぞれの疑問点について、1つ1つ詳しくみていきましょう。

車を乗り換えるベストなタイミングはいつなの?

結論から説明すると、車を乗り換える最適なタイミングは「3年」「5年」「7年」「13年」の4つのタイミングが良いと言われています。

理由としては、4つの時期というのは、どれも「車の車検整備を実施する時期」であり、車検を通す際には、数万円以上の費用が必要になるからです。

また、車検は回数を重ねるごとに、費用が高くなっていきます。

車も消耗部品の一つであり、購入してから年数が経過するごとに、各部品の劣化が進み交換が必要な箇所が徐々に増えてきます。

また、経年劣化に加えて「車の価値」も徐々に減少していきます。

そのため、乗り換えを意識している方は、なるべく車の下取り金額が出やすい時期に代替することがおすすめでしょう。

車買い替えサイクルの平均

「車の買い替えサイクルの平均はどのくらいなのか」について分かりやすく表にてまとめてみました。

車種乗り換えサイクル
乗用車8.84年
小型乗用車9.37年
普通貨物車12.3年
小型貨物車11年
特殊用途車11.21年

上記表を確認すると、おおよそ8年~11年の間で、次の車に乗り換えしていることが分かります。

現在所有している車の売却価値や車検費用などを考慮して、やはり8年以内に乗り換えすることが、賢い乗り換えの方法だということが分かります。

年数による買い替え

次に「3年」「5年」「7年」「13年」の各タイミングで乗り換えすると、どのようなメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。

3年のタイミングでの車の買い替え

車を購入してから「3年のタイミング」で、新しい車に乗り換えるメリットとしては、車の状態が比較的良いことから、下取り金額が高くつきやすく高価買取が期待できるメリットがあります。

車のリセールバリューはおおよそ、3年ほどが一番高値の買取金額がつきやすいです。

もし、1回目の車検前に乗り換えが可能であれば、車検の費用を次の車の購入資金に繋げることもできるでしょう。

5年のタイミングでの車の買い替え

5年のタイミングで、車を買い替えするメリットとしては、保証期間が切れる前に乗り換えできることです。

車を購入する際に追加される「保証」は、エンジンやシートベルトなどの部品に不具合が生じた際に無償で交換できる嬉しい内容です。

一般的に保証内容は、おおよそ5年で切れる可能性が高く、保証パックを延長しない場合には、5年以降に発生した各部品類の修理は、全て実費負担になってしまいます。

そのため、保証が切れる前に乗り換えするのも良い方法でしょう。

7年のタイミングでの車の買い替え

7年目のタイミングでは、車検費用が高額になる前に乗り換えできるメリットがあります。

車検費用は5年を経過するタイミングから、徐々に費用が高額になります。

そのため、7年目の車検では、車検費用が比較的安い軽自動車でさえ、一度に数十万円の費用が必要になる可能性も考えられるでしょう。

また、現在所有している車を売却する際にも、7年目以内が金額がつきやすいです。乗り換えする際には、一番最適なタイミングでもあります。

13年のタイミングでの車の買い替え

13年のタイミングでは、ガソリン車の場合、自動車税の金額が高くなる前に乗り換えできるメリットがあります。

仮に13年以上、現在所有している車を乗り続けた場合、自動車税の金額が課税されます。

そのため、今まで支払っていた自動車税の金額から約15%課税された状態で税金を納める必要があります。

また、3年以上経過した車の維持費は高くなる傾向があり、買い替えのタイミングには相応しい時期でしょう。

車の価値が下がる前

車の価値は年数を経過させるほど、減少傾向になります。

また、車の価値が下がるタイミングとしては、以下2つの項目があります。

  1. 10万kmを超えるタイミング
  2. 新型車が発売された後のタイミング

上記、2つのタイミングは、車の価値つまりリセールバリューが下がるタイミングです。そのため、新しい車を購入する資金が余計に必要になってしまいます。

2つのタイミングを考慮した上で、車の買い替えを検討していきましょう。

車の査定の流れ

次に車の売却を検討している方のために「車の査定の流れ」を簡単に説明します。

車の査定を行う手順は、以下の4つのステップで進めてください。

査定業者に車の査定をお願いする
査定業者から金額の提示及び買取業者を決める
売却時に必要な書類の準備
車を買い替えする時期に合わせて売却

査定をお願いする中で注意してほしいポイントとしては「必ず1つの査定業者だけにお願いするのではなく、複数の査定業者に車を査定してもらう」ことです。

査定業者によって買取金額は大きく異なります。また、複数の買取業者を競合させることで、より高い買取金額が提示された条件で、自分の車を売却できるメリットも期待できます。

また、売却時に必要になる書類については、下記書類を準備しましょう。

売却時に必要になる書類

  • 自賠責保険証明書
  • 自動車検査証(車検証)
  • 自動車税納税証明書
  • リサイクル券
  • 印鑑証明書(普通車の売却時に必要)
  • 実印と認印(普通車の場合、実印が必要)

上記書類の中で注意してほしいポイントは「普通車の売却時には、車検証の所有者の印鑑証明書」が必要になることです。

車を売却する場合、自分の車検証名義から買取をお願いする業者に名義変更する手続きを取ります。そのため、名義変更する際には、印鑑証明書が必須になります。

また、他にも買取業者で「譲渡書」や「委任状」などを用意する可能性がありますが、基本的には買取業者が書類を用紙してくれるため、売却主が持参するのは「認印」と「実印」だけで問題ありません。

車の寿命とは?

ここで車の買い替えの時期について様々な情報を紹介してきましたが、「車の寿命はどのくらいなのだろう?」と疑問に思われた方も、中にはいるかもしれません。

一般財団法人 自動車検査登録情報協会の情報によると、車の平均寿命年数は約13年ほどというデータが発表されています。

車の乗り方やメンテナンス具合によって使用年数は異なりますが、13年というタイミングも1つの買い替えポイントとして、参考にしてみましょう。

また、13年目は「自動車税が課税される」ことや「自動車重量税」が値上がりするタイミングでもあります。

維持費が加算されやすい時期になるからこそ、買い替えするチャンスとも言えるでしょう。

まとめ

今回は「車を乗り換えるタイミング」と「車の寿命」について、記事を紹介してきました。車を乗り換えるタイミングは人それぞれ異なりますが、最適な乗り換え時期があるのは確かな事実です。

3年、5年、7年、13年が乗り換えをするタイミングとしては、一番ベストな時期にもなります。また、車の寿命は約13年とも言われており、13年以上経過する車は、維持費も高額になりやすいです。

乗り換えする時期は自分にとっていつなのか、もう一度考えてみましょう。

車検を通さずに乗り換えるのも、一つの方法です。

この記事の内容を参考にして、自分にとって最適なタイミングで新しい車に乗り換えを進めてみてください。