車検だけでなく、こまめなメンテナンスが愛車を長く乗り続けるポイントです。
〝メンテナンス〟と聞くと、車検はキッチリ受けているから大丈夫!と思われる方も多いのではないでしょうか?しかし、車検は2年に1回。新車でも3年に1回です。なので、車検を受けたからもう安心!ではありません。
不具合や故障が出る場合、色んなケースがあります。
分かりやすいケースは、クルマをぶつけてサイドミラーが故障した。こんな場合なら、すぐに修理に出すと思います。
しかし、本当に面倒なのは「分かりにくい不具合」によるものです。
たとえば、「何か違和感は感じる、でも走行には問題ない」と乗りつづけると、大きな故障につながる事もあります。長くのればのる程、不具合はでてきます。放置すると、大きな故障に。最悪の場合は大きな事故を引き起こします。
「いつもと違う」「何か変な音がする」など不具合を感じたら、放置せずプロに見てもらいましょう。
今回は女性や初心者の方も簡単にできる「セルフメンテナンス」とプロに任せるべきメンテナンスの2つに分けて説明いたします。
なぜ、メンテナンスが大事なのか。
クルマは私たちの足の代わりになって、色んな所へ連れていってくれる便利なツールです。
急な坂道を登ろうが、重たい荷物をたくさん積もうが、目的地まで運んでくれます。
そんなクルマの声は、不具合となって現れてきます。
人間でいうと、初期の風邪症状みたいなものです。ただの風邪も放置すると、ひどくなり、直るのに時間がかかります。
そのため、不具合が出てきたら早い段階でメンテナンスを行うことが重要です。
早い段階でメンテナンスを行うと、大きな修理にはならず、コストも抑えられることも多いです。
わかりやすいケースでいうと、オイル交換です。
オイル交換を放置するとどうなるのでしょうか?
放置し続けた結果、エンジンそのものが故障し、修理は50万以上になるケースもあります。
定期的にオイル交換をしていれば、未然に防げる故障です。
消耗品やフィルター交換やオイル交換は、安全性を保つために、重要なメンテナンスです。
不具合や事故が起こってからだけじゃなく、定期的なメンテナンスで故障を未然に防ぎましょう。
故障を防ぐということは、事故も未然に防ぐということです。
もちろん不具合がでたら、放置せずすぐに対応してください。それがクルマを安全に長く乗りつづけるポイントになります。
自分で出来る簡単な「セルフメンテナンス」を解説
〝メンテナンス〟というとプロに任せるイメージがありますが、ご自身でできるメンテナンスもあります。
セルフメンテナンスでも大きな事故を未然に防いだり、クルマをキレイに維持することができます。
「本当に自分にもできるかな?」と不安に思われる方もいると、思います。
今回は女性やクルマに詳しくない方もできる〝簡単なセルフメンテナンス〟をご紹介します。
やったことのない方もこの機会にぜひ、セルフメンテナンスしてみてくださいね。
①定期的な洗車
ボディーのキレイを保つためには、1番大事なメンテナンスです。
大気中には、目には見えないチリやホコリが飛んでいます。雨がふると、さらに汚れます。
汚れも放置すると、落ちにくくなります。汚れが落ちにくいと、塗装自体も傷ついてしまいます。
「汚れてきたかな?」と思ったら洗車することで、キレイな塗装をながく保つことができます。
目安は3週間に1度ですが、ご自身のカーライフにあった、頻度で行うことをオススメします。
②タイヤの空気圧チェック
未然にバーストを防ぐ重要なメンテナンスです。
タイヤの空気圧が適正じゃないと何が起こってしまうか。走行中にタイヤが破裂し、大事故につながってしまうケースもあります。
ガソリンスタンドで給油の時に、無料で空気圧をチェックできます。わからない場合はスタッフさんにお願いしましょう。
空気圧チェックの目安は、1ヶ月に1度です。遠出などの前にもチェックすると安心・安全なドライブが楽しめます。
③ウィンドウォッシャー液の補充
これがなくなると視界が悪くなります。ガソリンスタンドによっては、無料と有料の場合があります。有料であっても数百円と高いものではありません。
自分で行う場合は、ボンネットを開け、タンクにウォッシャー液を補充するだけです。点検の目安は1ヶ月に1度です。ウィンドウォッシャー液は、クルマ用品店などでも安く手に入ります。メンテナンス費用をおさえたい方は、自分で行うといいでしょう。
プロに任せるメンテナンス
①エンジンオイルの交換
オイル交換は定期的に行ってください。一般的には6ヶ月に1度と言われていますが、クルマにのる頻度、走る距離。カーライフは人それぞれ、ちがいます。なので、ご自身にあった交換目安を知ることがポイントです。
業者で交換をたのむと、次の交換は○○○○㎞と記載してるシールをはってくれたり、教えてくれます。これを目安にキッチリ行うと、エンジンの故障を未然に防ぐことができます。
②タイヤのローテーション・交換
ローテーションは、タイヤの位置を定期的に変えることで、タイヤの減りを均一にします。タイヤの寿命を伸ばすことが目的です。ローテーションしても、すり減った場合は交換します。すり減ったタイヤは、パンクやバーストの原因になります。
タイヤは、直接、燃費と安全性につながる部分です。時期がきたら交換することで、燃費の向上。未然に事故を防ぐ事につながります。
③ブレーキオイルの交換
交換目安は、1年~2年に1回が目安になります。
ブレーキオイルは、ブレーキに大きな影響が出る前に交換します。ブレーキに異常が出てからでは、大きな事故につながってしまいます。ながい間、ブレーキオイルの交換をせずにいると、オイルの劣化が進み、ブレーキの効きが悪くなって、大変危険です。
なので、ブレーキオイルは劣化しだしたら、異常が出る前に交換します。ブレーキの効きは、安全性につながる重要な部分です。なので、プロにお任せすることをオススメします。
まとめ
この記事で紹介したメンテナンス項目は、一部分です。他にも、たくさんの項目があります。
あなたのクルマの不具合や状況によって、適切なメンテナンスを行ってくださいね。
「わからないこと」や「ただの勘違いかもしれない」と思う不具合も、そのままにせず、プロに相談してみてください。
それが、大きな故障や大きな事故を防げる選択につながるかもしれません。
セルフメンテナンスでコストをおさえ、愛車をキレイに安全にのることが出来ます。
自分ではできない。できても、時間がかかる。安全性がかけてしまうものは、プロにお任せしましょう。
安全性を保ちながら、ながくクルマに乗るには、日々のメンテナンスがとても重要です。
メンテナンスで大きな故障や事故を未然に防いで、安心・安全のカーライフを楽しみましょう。
メンテナンスは、いつも走り続けてくれる愛車を大切にするということです。
みなさんも、ご自身の愛車、大切にしてあげてくださいね。