愛車を長く乗り続けるために、エンジンオイルの交換は車のメンテナンスにおいて特に重要。適切な時期に交換しないと、エンジンの寿命を縮める原因にもなるからです。
しかし、「自分の車のエンジンオイルの交換はいつ?」と悩む方もいるでしょう。
そこで今回は、エンジンオイルの交換目安や費用について詳しく解説します。徳島県で安くエンジンオイルが交換できる「車検のコバック」も紹介するので、エンジンオイルの交換時期について悩んでいる方は最後までぜひご覧ください。
オイル交換は1万キロで大丈夫?時期を過ぎるとどうなる?
エンジンオイルの交換時期は1万キロごとで大丈夫という意見もありますが、これは車種やエンジン種類・年式、車の使用状況、走行環境によって異なります。
交換時期を過ぎると、以下のようなリスクが生じる可能性があります。
- エンジンの性能低下
- 燃費の低下
- エンジンの異音や騒音
- エンジンの焼き付き
- エンジンの故障
- 高額な修理費用の発生(オイル交換の数倍)
国土交通省の統計「令和5年事故・火災情報の統計結果について*」によると、自動車の火災における装置別の割合では、原動機が20.1%と最も多く、原因別では点検・整備が18.5%と最も多くなっています。
「エンジンオイルの劣化による車両火災について**」にもあるように、原動機から発生する車両火災は、一般的には点検整備の未実施によるエンジンオイルの劣化が主な原因です。
したがって、ご自身の車のエンジンオイルの交換時期はいつなのか、具体的な目安を知ることが大切。次章では、エンジンオイルの交換時期について詳しくみていきましょう。
*国土交通省「令和5年事故・火災情報の統計結果について 」https://renrakuda.mlit.go.jp/renrakuda/common/data/accidents_fire_r5.pdf
**国土交通省「エンジンオイルの劣化による車両火災防止に向けた対策について」https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000063.html
エンジンオイル交換は「距離と期間」が目安!
エンジンオイルの交換時期は「走行距離」と「使用期間」を基準に行うのが一般的です。以下に、車種別の交換目安を紹介します。
エンジンオイル交換目安① ガソリン車:距離5,000km/期間6ヶ月ごと
ガソリン車の場合、5,000kmまたは6ヶ月ごとの交換が目安です。
エンジンの潤滑と冷却を適切に維持できるため、エンジンの摩耗を防ぎ、長寿命を保つことができます。
ただし、車の使い方によってはオイル劣化が早まる可能性があるため、あくまで目安としておきましょう。
エンジンオイル交換目安② 軽自動車:距離5,000km/期間6ヶ月ごと
軽自動車は比較的低燃費ですが、エンジンが小型であるため、距離5,000kmまたは期間6ヶ月ごとに交換することが一般的です。
軽自動車が十分な早さで走るためには、小さなエンジンであるがゆえエンジン回転数が必要となります。そのため、エンジンが高熱にさらされ劣化スピードも早くなるのです。
早めの交換が賢明といえるでしょう。
エンジンオイル交換目安③ ハイブリッド車:距離10,000km/期間6ヶ月ごと
エンジンとモーターを兼ね備える構造をもつハイブリッド車の場合、10,000kmもしくは6ヶ月ごとにオイル交換を行うことで、エンジンの性能を維持できます。モーターだけの走行が多い場合も同様です。
ガソリン車に比べ、ハイブリッド車はエンジンの始動・停止を繰り返すため、エンジンオイルが早く劣化します。
また、日常の買い物や家族の送迎などで乗るだけ、という場合でもオイルは劣化するため、走行距離が短くても6ヶ月ごとに交換を検討しましょう。
エンジンオイル交換目安④ ディーゼル車:距離5,000km/期間6ヶ月ごと
ディーゼル車はエンジン内部に汚れが溜まりやすいので、距離5,000kmまたは期間6ヶ月ごとにオイル交換が必要です。
ディーゼルエンジンは軽油を燃料としますが、軽油の成分は硫黄が主であり、汚れやすいことが特徴。ガソリン車よりも多様な内容物を含む分、エンジンオイルを定期的に交換する必要があります。
エンジンオイル交換目安⑤ ターボ車:距離3,000km/期間3ヶ月ごと
ターボ車は通常のガソリン車に比べてパワーが出せることがメリットですが、その分エンジンに負荷がかかるため、3,000kmまたは3ヶ月ごとにオイル交換を行うことが推奨されています。
また、エンジンオイルが高温になりやすいため、耐熱性の高い高粘度オイルを使うと良いでしょう。ターボ車への使用が多いオイル粘度は「5W-30」や「10W-30」です。
後述しますが、粘度の違いは費用にも影響します。車の取扱説明書や販売店でも確認しましょう。
メーカー別:エンジンオイルの交換目安
車のメーカーによっても、エンジンオイルの交換目安は異なります。車の取扱説明書やメーカーの推奨交換目安を確認することが大切です。
ここでは、トヨタ・ホンダ・日産・ダイハツ4社が推奨するエンジンオイル交換の目安を、ガソリン車・ターボ車、軽自動車に分けて(ガソリン・ターボ)紹介しますので、参考にしてください。
ガソリン車 | ターボ車 | 軽・ガソリン車 | 軽・ターボ車 | ||
トヨタ | 距離 | 15,000km | 5,000km | – | – |
期間 | 1年 | 6ヶ月 | – | – | |
ホンダ | 距離 | 15,000km | 5,000km | 10,000km | 5,000km |
期間 | 1年 | 6ヶ月 | 1年 | 6ヶ月 | |
日産 | 距離 | 15,000km | – | 10,000km | 5,000km |
期間 | 1年 | – | 6ヶ月 | 6ヶ月 | |
ダイハツ | 距離 | – | – | 10,000km | 5,000km |
期間 | – | – | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
参考:トヨタ「メンテナンスについて」https://toyota.jp/after_service/tenken/about/maintenance/oilfilter
ホンダ「エンジンオイル交換はどれくらいの頻度で行えばよいのでしょうか?」https://customer.honda.co.jp/faq2/userqa.do?user=customer&faq=faq_auto&id=30538
「N-BOXよくあるご質問一覧」https://www.honda.co.jp/customer/auto/n-box/faq-list
日産「ティーダ(2004/09~2012/08・C11型) エンジンオイル交換時期・交換量・種類を教えて。」https://faq2.nissan.co.jp/faq/show/9908?category_id=63&site_domain=default
「NV100クリッパー(クリッパーバン)・NT100クリッパー(クリッパートラック)(2003/09~2013/12・MA0型) エンジンオイル交換時期・交換量・種類を教えて。」https://faq2.nissan.co.jp/faq/show/9636?back=front%2Fcategory%3Asearch&category_id=2&commit=&keyword=%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB+%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E6%99%82%E6%9C%9F+%E8%BB%BD&page=1&search_attribute_id=&site_domain=default&site_id=1&sort=sort_keyword&sort_order=desc
ダイハツ「エンジンオイル・オイルフィルター」https://www.daihatsu.co.jp/service/mente/mente_1.htm
エンジンオイル交換費用はいくら?業種ごとの目安
エンジンオイル交換の費用は、車種や使用するオイルの種類、交換を依頼する業者によって異なります。
一般的には、①エンジンオイル商品代+②エンジンオイル交換工賃がかかり、以下が合計費用の目安です。
【車種・オイル種類による違い】
ガソリン車:3,000円~5,000円
軽自動車:2,000円~4,000円
ハイブリッド車:5,000円~7,000円
ディーゼル車:4,000円~7,000円
ターボ車:6,000円~8,000円
【依頼する業者による違い】
自分で交換:1,000円~3,000円
車検専門店:1,500円~5,000円
カー用品店:3,000円~5,000円
ディーラー:5,000円~10,000円
具体的な費用例として、エンジンオイル「0w-20」の交換価格(税込)を以下に示します。
・エンジンオイル交換のみ
・参考:ヴィッツ1000ccの場合のオイル使用量/1回2.9L
車検専門店(コバック) | カー用品店(A社) | ディーラー(B社) |
2,420円〜 | 3,880円(3L缶) | 5,035円~(~1000cc) |
「安いから」といって、車種やエンジンに合わないオイルを入れてしまうと燃費低下やエンジン損傷の原因となる恐れがありますので注意が必要です。
コバックの詳しいオイル交換費用については、公式サイトをご覧ください。
エンジンオイルの交換目安を判断する際の注意点
エンジンオイルの交換時期や費用を知り、愛車を正しくメンテナンスしましょう。ここでは、エンジンオイル交換の際に気を付けることを2点解説します。
- エンジンオイルの交換はやりすぎないようにしよう
- エンジンオイル交換の際は車種に適したオイルを選ぼう
順にみていきましょう。
エンジンオイルの交換はやりすぎないようにしよう
エンジンオイルの交換は適切なタイミングで行いましょう。
もちろん、目安より早い段階で交換を行ってもOKです。こまめにメンテナンスをすることは車にとっては良いことですよね。
ただし、過剰な頻度での交換はおすすめしません。無駄なコストを生むだけでなく、環境にも負荷をかけます。
このコラムを参考に、車の状態やメーカーの推奨時期も守りながら行うことが大切です。
エンジンオイル交換の際は車種に適したオイルを選ぼう
エンジンオイルは車種によって種類があり、車の仕様に適したオイルを選ぶことでエンジンの性能を最大限に引き出すことができます。また、エンジンの寿命を延ばすこともできるでしょう。
エンジンオイルの粘度は、「■W-□□」のように表され、前の数字は低温時の粘度、後ろの数字は高温時の粘度です。数字が大きくなるほど粘度も高くなります。
車の粘度は取扱説明書に記載されているのでしっかり確認し、適切なオイルを選びましょう。「オイル交換の経験がなく、選ぶ自信がない…」という人は、業者に依頼するのがおすすめです。
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